世界と互角に戦うには、新たな戦略が必須

今泉勝雄=EnMan Corporation代表取締役
2013/07/22

図1 プロジェクト関係者相関図

 1990年代から始まった日本のオフショア開発は、大きな転換期を迎えている。グローバル競争が激化する中、世界の強豪と互角に戦うための戦術として、オフショア拠点の戦力化がますます重要なテーマになっているものの、中国やインドでは人件費が増加しているほか、最近の急激な円安なども加わって、今までのやり方を見直さざるを得なくなっているからだ。

 実際にオフショア開発の現場で何が起こっているのか、今後はどうすべきかなど、筆者の体験談を交えながら解説していきたい。

オフショア開発の本来の目的とは

 なぜ、オフショア開発が揺れ始めたのか。それは本来の目的を見失っているのではないか、と筆者は考えている。本来のオフショア開発は単なるコストダウンだけでなく、人材確保や現地の市場開拓まで視野に入れているはずだからだ… [ダウンロード]